● 使 用 方 法


       おひつ

*:飯びつ・弁当箱は、始めに熱湯をかけてください。その後、器の半分くらいまで
  お湯を入れ20〜30分置いて木のあくを取ってください。
    *: 一度使った後は普通の食器と同じ扱いでかまいません。

    *:良く乾燥させてから保管して下さい。カビの原因になります。
     冷めたご飯を入れてそのまま電子レンジで暖めると、炊きたてと同じようになります。

       注意 : 三分以上暖めないでください。(火災の原因になります。)

   *:絵付の商品は泥絵具を使用しておりますので空ふきんでふき取ってください。
   *:無地物は水洗いしてふき取ってください。


 ◆美味しいご飯の炊き方と保存。◆

※手早く洗おう
お米は洗っている間にも吸水します。手早く洗わないとヌカが溶けた水を吸って、ヌカくさいご飯になってしまいます。また、お湯で洗うとお米のでんぷんが溶け出てしまいべたべたしたご飯になることがあります。また、浄水器をつけている方は、洗うときから浄水を使ったほうが効果的です。

※炊飯前にお米の芯まで十分に浸水させておきます。吸水がたりないと熱が加わってもお米のでんぷんが軟らかくならないために、ふっくらと炊き上がりませんし、水を吸いすぎた米はべたっとした水っぽいご飯になります。水温や気温が高いほど早く吸水されるので、浸水時間は短くなります。夏30分、冬は1時間、春と秋はその中間くらいに。

※炊きあがったご飯は出来る限り手早く! 底からさっと手早く混ぜ、余分な蒸気を飛ばし、その後またしっかり蓋をして、蒸らします。
余分な蒸気を飛ばすことで、ご飯粒がのびのびふっくらし「お米がたった」状態のおいしい仕上がりになります。
混ぜる時には,しゃもじをぬらし、ご飯粒をつぶさないように切るような感じで混ぜます。

※すぐに食べずに保温する場合も、そのままでは蒸気がこもっておいしくなくなりますので、必ず炊飯後に混ぜておきます。

※長時間保温しておくとご飯のでんぷん質が変化し、黄ばんでつやがなくなり、味も落ちてきますので、保温する場合は朝炊いたご飯は昼までぐらいに召し上がるほうが良いでしょう。

 ★博多曲物の飯びつは、杉の薄板を熱成形し桜の皮で綴った物で、寄木作りにくらべて軽く、乾燥するほど耐久性が増します。杉にはおひつ内の水分を調節したり抗菌作用があるのでご飯をおいしく安心して保存できます。

◆炊き上がったお米がつやつやにならないのはなぜ?◆

お米の研ぎすぎか、研いだあとのザル上げなどによってお米が乾燥して割れてしまった可能性があります。お米が割れるとねばねばが流れ出し、お米の表面にまとわりつき、つやがなくなることがあります。